
べるが通り
道の駅はくしゅうから白州・尾白の森名水公園「べるが」へ向かい、白州中学校をすぎて右に曲がったまっすぐな道が「べるが通り」です。この周辺は田園風景が続いており、秋には稲刈りを待つ黄金色の田んぼが通る人を楽しませてくれるんですよ。さらに正面には駒ヶ岳が! 金色の絨毯のような秋の田園風景と駒ヶ岳の姿のコラボを楽しみながら走れるスポットです。東京側からだと金精軒から少し先にありますので、お菓子を買って足を伸ばしてみてください。
秋色は見て楽しむだけではありません。“食べる秋色”もあります。なかでもぜひ味わってほしい秋のスイーツがあります。
山梨を代表する和菓子の老舗、金精軒の「ほくときらり」です。
100年以上続く八ヶ岳エリアの名店!
金精軒は日本百名山に数えられる甲斐駒ケ岳、日本名水百選に選ばれた尾白川など天の恵みともいえる自然に囲まれた白州の地で、職人の技術を受け継ぐ伝統の製法を1902年から100年以上守り続けている和菓子のお店。夏限定の「水信玄餅」を生み出したお店としてその名前を知っている人も多いのではないでしょうか。
家族連れやカップルなどの若い人から、シニア層までたくさんの人に愛される名店です。
秋はあけの金時と和三盆を使った絶品スイートポテトを!
そんな金精軒が2013年の秋につくりあげたのが「ほくときらり」(1330円)。サツマイモを使った和風スイートポテトです。
金精軒が店を構える北杜市には明野町というエリアがあるのですが、ここはサツマイモの名産地。「あけの金時」という高級サツマイモで知られています。
「ほくときらり」はこの「あけの金時」を使ったお菓子なんです。太陽の恵みをたっぷり受けたあけの金時と高級和菓子に使用する「和三盆糖」を使った贅沢な一品。
スプーンですくわないと食べられないほど柔らかな口当たりなんですが、なかには蜜漬けしてサイコロ状にカットしたお芋も入っており、その食感も楽しませてくれます。
北杜市の秋の恵みと職人さんの丁寧な仕事の結晶ともいえるスイーツなんですよ!
お米の味がギュッと詰まった極上生信玄餅もお忘れなく
もちろん定番商品は秋も健在。「金精軒といえばこれ!」というべき信玄餅も食べられます。なかでも特にこだわりが詰まっているのが「極上生信玄餅」(5個入り=770円/10個入り=1490円)。
山梨が誇る梨北米を100%使用した信玄餅なのですが、お米の旨みをしっかり感じられるように使用する砂糖の量を従来の信玄餅の半分にしているんです。
実際食べてみると本当にお米の風味がしっかり! 「お米って甘いんだ!」というのがよくわかる味になっています。素材にこだわる金精軒ならではの極上の味わいです。これも“食べる秋の恵み”のひとつといえるでしょう。
「生」と銘打たれているとおり、消費期限はたった3日。そのため、台ヶ原の本店をはじめ、限定店でしか購入できない品なんですよ。
秋の恵みもたっぷり詰まった金精軒。ぜひ秋味を楽しみに足を運んでください!