八ヶ岳で夏の間だけ開館する“映画館”があるのをご存じですか? それは「星空の映画祭」。今年で31回目を迎えるこの映画祭は、八ヶ岳山麓の八ヶ岳自然文化園に大きなスクリーンを設置して行われる野外映画祭です。
毎年7月末から8月下旬の約1か月間にわたって開催され、連日さまざまな作品が八ヶ岳の星空の下で上映されます。
標高1300mの高原に現れる、夏だけのスクリーン
「星空の映画祭」が行われる八ヶ岳自然文化園は標高約1300m。日本一高い場所に設置される野外映画館です。星空にもっとも近い映画館なんです。
そこで迎えてくれる星空は本当に見事! 日本屈指の星空観察の名所といわれる八ヶ岳の夜空が広がります。映画が始まる前からロマンチックな気持ちになれ、終わったあとは静かな余韻に浸れる、ここにしかない舞台装置が映画を一層盛り上げてくれます。年々ファンが増え、今では数万人が訪れる規模になっているんですよ。
上映作は最新作から名作まで、選りすぐりの8本
上映されるプログラムも魅力的な作品ばかり。「ズートピア」といった最新作から、「バケモノの子」「オデッセイ」といった話題作まで、今年は8本の作品が上映されます。
見逃していた作品を見るのももちろんですが、大好きな名作をこの特別なロケーションでもう一度見ると、また違った感動があります。
観光の締めくくりやデートにもどうぞ!
真夏に野外で映画というと、「暑そう……」と思う人もいるかもしれませんが、実はむしろ少し肌寒いくらい。標高の高い八ヶ岳エリアは、寒暖の差が激しく、夏でも夜はとても涼しくなります。会場内で販売される温かいコーヒーなどがちょうどよく感じられる日も多いんですよ。
家族連れのほか、デートで訪れる人も多いロマンチックな映画祭。原村を観光したり、自然文化園内でパターゴルフやマレットゴルフ、ドッグランなどを楽しんだあとに、1日の締めくくりとして過ごすのにもピッタリです。少し暖かい服装でお越しください!