生態系と一体化した、清里でしかできない庭
萌木の村 ナチュラルガーデン

美しい庭園は世界中にありますが、清里には世界でここにしかない庭があります。さまざまな庭が集まる萌木の村のナチュラルガーデンです。
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庭のお手本は清里の自然

庭を造ろうと思ったとき、まず参考にするのはどんなものでしょう? 多くの人は有名な庭園や、今まで見た素敵な庭を参考にしながらイメージをつくっていくと思います。
萌木の村のナチュラルガーデンがモデルとしているのは清里の自然。八ヶ岳周辺に自生していた植物や、土地の気候に合った植物を植えて庭を造っています。
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生態系と融和するポール・スミザーの庭造り

この庭を手がけているのはランドスケープデザイナーのポール・スミザーさん。イギリス、バークシャー州生まれで、英国王立園芸協会ウィズリーガーデンおよび米国ロングウッドガーデンズで園芸学とデザインを学んだ人物です。
その庭造りの基本は生態系との一体化。その土地の風土や歴史、自然環境を知ることから庭を造っています。近年では自然の森が農薬を使わずとも豊かな土と生態系をつくっていることをお手本に、独自の方法による無農薬の庭造りも実践しています。
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伝統の「野面積み」の石垣がつくる環境

ナチュラルガーデンは植物や土などだけでなく、それを支える周辺環境づくりも特色のひとつ。そのひとつが庭を彩る石垣です。
この石垣は、地元の石を使い、伝統的な「野面積み」という方法で積み上げてつくられています。セメントなどを使わない「野面積み」では、石垣に隙間が生まれ、そこが植物や小動物、昆虫などのすみかにもなります。
現在の萌木の村の庭造りがはじまったのは2012年。こうした石垣を積む作業なども含め、少しずつ少しずつ、ナチュラルガーデンはつくられていったのです。
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その庭は貴重な植物や生き物の住処

ナチュラルガーデンには絶滅の危機にある地域の植物などもあり、八ヶ岳の自然を守る場所にもなっています。
さらに、自然環境と一体化した庭は昆虫や鳥などたくさんの生き物が住む場所にも。台湾や九州から本州まで旅をする蝶・アサギマダラの休憩場所になっていたり、貴重な生き物を見ることもあります。
庭であり、八ヶ岳の自然の一部でもある。そんな場所がナチュラルガーデンなんです。