雪山登山者や世界を目指す登山者も憧れる美しくも厳しい大山塊
八ヶ岳

八ヶ岳の魅力
長野県から山梨県にまたがる八ヶ岳連峰。標高2,899mの最高峰・赤岳をはじめ、3,000m級の山々が連なる山塊は、多くの登山者に愛されています。
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古くから人々が集まり、登る信仰の山

霊峰として信仰の対象になってきた八ヶ岳。その裾野で暮らす人たちが見上げるだけでなく、修験者が行き交う霊場として古くからここへ登る人々もいました。
八ヶ岳という呼称は「8つの峰からできている」、あるいは「数多くの高峰が連なっている」ということから付いた名前と言われています。由来のとおり、特定の一峰を指すわけではなく巨大な山塊の総称で、一般的には南から、編笠山、西岳、権現岳、阿弥陀岳、赤岳、横岳、硫黄岳、天狗岳の8つを指すことが多いです。
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世界の高峰を目指す人も集う南八ヶ岳

登山という観点で見ると、八ヶ岳は大きく「南八ヶ岳(みなみやつ)」と「北八ヶ岳(きたやつ)」のふたつに分けられます。これは火山活動の時期や岩質の違いからの区分ですが、登山コースとしても性格が異なります。比較的なだらかで初級者向きの北八ヶ岳に対し、荒々しい南八ヶ岳は中級者から上級者が集まる山で、世界の高峰を目指すような人たちも魅了しています。
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雪山登山のメッカとしても愛される最高峰・赤岳

なかでも多くの登山者が憧れる八ヶ岳登山のシンボルが八ヶ岳の最高峰・赤岳。「八ヶ岳に登りたい」という場合、この赤岳登頂を目指している人が多いです。
鎖場が連続し、斜度も厳しい上級者向けルートもあり、世界の山を目指す人も挑戦する険しさを持っていますが、晴天率の高いことでも知られ、多くの岳人を引きつけています。特に冬の赤岳はエキスパート向け。雪山登山者の憧れの山のひとつに挙げられる山です。
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1年を通じて登山者を迎える山小屋

南八ヶ岳が登山者に愛される理由のひとつに山小屋の存在があります。一般的に山小屋は営業シーズンが決まっており、冬季などは休業することが多いですが、南八ヶ岳は通常だと複数の山小屋が通年で営業。年間を通して登山者を迎えてくれます。
特に山小屋のひとつ、赤岳鉱泉は冬になると「アイスキャンディー」と呼ばれる人工氷瀑を設置しており、アイスクライミングの練習場として人気を集めています。
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周辺には八ヶ岳を一望する初心者向けの山も

登山者が憧れる山として敬われる八ヶ岳ですが、その周辺地域には初心者が楽しみやすい山も数多くあります。
たとえば、八ヶ岳東麓に位置する野辺山の飯盛山はそのひとつ。標高1,643mのお茶碗にご飯を盛ったような形の山で、登山口から山頂まで1時間前後で気軽に登ることができます。地元では小学生が登ったりもする登りやすい山ですが、山頂からの景色は絶景。八ヶ岳はもちろん、南アルプスや富士山、浅間山などの名峰を見渡すことができます。
登るだけでなく、その姿を眺めることができる山々も多いのが八ヶ岳とその周辺の地域の魅力です。